音声信号を0から2.5秒まで10ms単位でデジタル遅延させる機器です。BDレコーダーの出力を大画面フラットテレビやプロジェクタで見つつ、Hi-Fiで音を聞くという方がいらっしゃると思います。この時にテレビやプロジェクタの映像処理で遅延が発生するため、映像の方が音声よりも遅れてしまう、いわゆるリップシンク問題が発生します。本機器はこの問題を解決するため音を映像と同一のタイミングまで遅らせる機器になります。デジタル処理で音を遅延させるため、音質劣化は無視できるレベルと言えます。設定された遅延量は電源を落としても記憶されているため、一度設定してしまえば後の操作は不要です。対応しているサンプリングレートは、リニアPCMフォーマットの32kHz、44.1kHz、48kHz、96kHz、192kHzとなります。詳細は取扱説明書の画像を参照ください。また、本機器にはADコンバータとDAコンバータが内蔵されているため、デジタル入力・デジタル出力での遅延処理のみならず、アナログ→アナログ、アナログ→デジタル、デジタル→アナログの信号経路での遅延が可能です。従って、遅延をゼロと設定して使用することにより、単なるDAコンバータやADコンバータとして使用することも可能です。また本機器のデジタル入出力は、コアキシャル(RCAジャック形式)端子となっており、一般的なオーディオ機器のデジタル信号出力が、コアキシャルよりも光Toslikとなっているため、接続にお困りになることを想定して光Toslik↔コアキシャル/の相互変換器も同梱いたします。デジタルオーディオディレイの付属品は、ACアダプタと取扱説明書です。外観は黒塗装の金属筐体でしっかりした作りとなっており、半ばプロ仕様と言えるかも知れません。また光Toslik→コアキシャル変換器の付属品はなく、USB端子から電源を供給することが可能です。今まで2年間程使用しましたが、遅延処理内蔵のAV機器を購入しましたので出品することにしました。直前まで使用していましたので動作は全く問題ありません。目立ったキズや汚れなどはありませんが、品となりますので多少のすり傷などはご容赦願います。申し訳ありませんが返品はお受けできかねますのでご了承願います。#リップシンク#シアター#遅延