オーバートーンフルートは主にヨーロッパの民族楽器で、指穴の全くない笛です。
指孔が無いのにどうやって音を変えるかというと、吹く息の強さと笛の筒先を指で抑えてふさぐことで音程を変化させることが出来ます。
音域は1オクターブちょっとですが独特の音階と音色が大きな魅力で、適当に吹いても楽しめる笛です。
片手で吹けるので、テイバーパイプのように空いた手で太鼓などパーカッションと同時に演奏するのもいいかもしれません。

以下にオーバートーンフルートの演奏動画がありますのでご覧ください。



また、このオーバートーンフルートによる音のサンプルです。
D管


Bb管


半音孔を開け閉めしたときの音



出品しているオーバートーンフルートはスロバキアの職人に特注したコンチョーヴカと呼ばれるものです。
D管とBb管で、長さは約60cm、約75cmです。
写真2枚目のように半音孔がある特別仕様です。
また、二本に分割可能です。

吹く際はリコーダーとは異なり笛のエッジ部（吹いた息が当たって音を出す部分）を自分の方に向けて吹いてください。
ハンガリー等で用いられるテクニックとして、笛のエッジ部を下唇で少し隠し「うー」という声を出すことでかすれたような音を出すことができます。
半音孔は親指で押さえ、筒の先は人差し指か中指で押さえてください。
筒先を抑えてないこの笛は分割可能で、ジョイント部はD管が金属製、Bb管がプラスチックのような素材です。
スロバキアで作られたリネン製のケースも付属し、分割したオーバートーンフルートは日本ではなかなか販売されていませんので、この機会にいかがでしょうか。

こちらは民族楽器ですので多少音程が甘かったり小傷が見られることがあります。
写真8枚目のようにジョイント部の金属部分に少しくすみがあります。
ご理解の上ご入札ください。

生産国：スロバキア
調：D管、Bb管
素材：木